絵里「怪盗のことだったら」ことり「μ’sにお任せ♪」雪穂「ですっ!」第三話

絵里「怪盗のことだったら」ことり「μ’sにお任せ♪」雪穂「ですっ!」第三話

1 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:45:13.29 ID:AO1IDPdN.net
 

↓コチラの作品の続きになります。

絵里「怪盗のことだったら」ことり「μ’sにお任せ♪」雪穂「ですっ!」

■第一話
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1538747633/
■第二話
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1540621135/

2 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:45:49.70 ID:KX6FUi0m

 

カチャカチャ…

雪穂「えっと…最初に金属を伸ばして、鍵穴に入れた後で形を変えていく…」

ことり「そうだよぉ、いい感じいい感じ♪」

雪穂「ここから…右と下の空間を触った感じで鍵の種類を探知して…」

ことり「うんうん。パターンは?」

雪穂「えっと…H、かなぁ?」

ことり「せいかぁい♪ だいぶ早くなってきたんじゃない?」

雪穂「えへへ…///」

3 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:46:18.00 ID:KX6FUi0m

雪穂「次に…パターンがHの場合は、金属をY字にして…更に先端を…」

カパ

雪穂「開いたっ!」

ことり「おめでとう雪穂ちゃん♪」

雪穂「タイムは!?」クル

ことり「えーっと、4分23秒…。うん、上出来上出来ぃ♪」

雪穂「4分、かぁ…。はぁー…やっぱり4分切るのは難しいね」

ことり「しょうがないよぉ〜。あのA-RISEの鍵開け担当のあんじゅちゃんだって、4分はかかっちゃうんだし〜」

雪穂「えぇ!? そうなの!?」

ことり「そうだよぉ〜。むしろ、この短期間であんじゅちゃんと同じレベルに来たんだから凄いんだよ〜?」

4 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:46:46.51 ID:KX6FUi0m

雪穂「パターンHなんて、並の怪盗なら4分を切るのが当たり前よ」キリ

雪穂「…とか、さらっと絵里お姉ちゃん言ってたけど嘘だったのっ!?」

ことり「ちょ…雪穂ちゃ…今の…絵里ちゃんの真似…? そっくり…あはは…っ!」

雪穂「…///」カァー

ことり「も、もう一回…! お願い、今のもう一回やって…っ!」

雪穂「やんない!///」

ことり「あはは…ふふふ…っ! 雪穂ちゃん…最高だよぉ…♪」クスクス

雪穂「…ふんっ!///」プイ

5 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:47:14.31 ID:KX6FUi0m

ことり「くすくす…♪ あー、おかしかったぁ…」

雪穂「…」ムー

ことり「…まぁまぁ雪穂ちゃん、絵里ちゃんの嘘のおかげでここまで上達できたんだからいいじゃない?」

雪穂「それは…そうだけど…」

ことり「大体、このレベルの解錠を4分切れる怪盗なんて、絵里ちゃんを覗いたらほんの一部くらいなんだからぁ」

雪穂「ちょっと待って、絵里お姉ちゃんは本気で4分切れるの…?」

ことり「絵里ちゃんが速いのは足だけじゃないよぉ? むしろ解錠の方が得意技かも♪」

雪穂「」

6 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:47:42.56 ID:KX6FUi0m

ことり「でも本当に凄いなぁ、こんなに短期間で…。絵里ちゃんったら、教えるのも上手なんだからぁ…♪」

雪穂「得意…どうかなぁ…。最近絵里お姉ちゃんスパルタ過ぎて…」

ことり「くすくす♪ 絵里ちゃんったら、雪穂ちゃんのこと気に入ったのかかなぁ?」

雪穂「えぇー!? 絶対そんなことないよ! いっつも私に厳しいもん! ちょっと間違えただけですぐ怒るし…!」

ことり「それだけ雪穂ちゃんのことを気にかけてる証拠だよ〜。興味ないものには見向きもしない性格なんだからぁ」

雪穂「そう…なのかな」

ことり「この間の件で少し認識を変えたのかなぁ? まぁ…あの絵里ちゃんのつめた〜い視線は、それはそれで癖になるんだけどぉ〜…♡」ハァハァ

雪穂「…」

7 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:48:10.55 ID:KX6FUi0m

ことり「ん? どうしたの雪穂ちゃん〜?」

雪穂「…あんまり分からないや、絵里お姉ちゃんのことは」

ことり「え〜、姉妹なのにそれはヒドイんじゃない?」

雪穂「だって…絵里お姉ちゃんはあんまり話してくれないし、それに怪盗の仕事でいつも忙しそうだったから…」

ことり「そうねぇ〜…絵里ちゃんはいつだって真面目に仕事に取り組んでくれているけど、遊びが足りないのかもねぇ」

雪穂「遊び…?」

ことり「うん、遊び。いつも眉を吊り上げてコワーイ目つきばかりだもん、もっといつでも笑ってるような心の余裕がないと♪」

雪穂「あはは…絵里お姉ちゃんが笑っている姿なんて、想像できないや…」

ことり「そうかも♪ まぁ、最近は絵里ちゃんも少しは変わってきたような気がするけど…」

雪穂「そう、なの…?」

8 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:48:42.42 ID:KX6FUi0m

ことり「前は後輩の子が出来ても、本当に辛く当たるだけだったんだからぁ」

雪穂「へぇ…。そういえば、お姉ちゃんたち以外の怪盗って…」

ことり「昔は何人もいたんだけどねぇ、みーんな辞めて行っちゃった」

雪穂「そうだったんだ…」

ことり「ちなみに、その何人かの辞めた原因の一つは絵里ちゃんだよぉ」

雪穂「そ、それって、もしかして次に辞めさせられるのは私なんじゃ…!?」

ことり「うーん、大丈夫だと思うけどぉ…」

雪穂「で、でも…!」ハラハラ

ことり「だって〜あの頃の絵里ちゃんの怖さは、今の絵里ちゃんの比じゃなかったよぉ〜? 歩くナイフってああいう感じのことを言うんじゃ無いかなぁ」

雪穂「歩く…ナイフ…」ガタガタ

9 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:49:12.62 ID:KX6FUi0m

ことり「だぁーから、雪穂ちゃんは大丈夫だよぉ、多分♪」

雪穂「…っ」ガクガク

ことり「うふふ、ちょっと怖がらせ過ぎちゃったかなぁ? あの頃の絵里ちゃん、生で見せてあげたかったなぁ〜♪」

雪穂「〜〜っ!」ブンブン

ことり「くすくす♪ …まぁ、辞めた原因はそれだけじゃないんだけど…」

雪穂「〜〜…?」

ことり「…それはまた今度話してあげる♪」

雪穂「うん…」

ことり「それじゃあ今日の特訓はおしまい! 帰ってお昼ご飯にしよう♪」

雪穂「はぁ〜い」

……。

 

10 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:49:47.05 ID:KX6FUi0m

 

絵里「怪盗のことなら」ことり「μ’sにお任せ♪」雪穂「ですっ!」

  

絵里「μ’sとは、私達が働いている会社の名前よ」

絵里「私達は依頼があれば、どんなところからでも華麗にお宝を奪ってくる怪盗なの」

絵里「メンバーは、私の姉であり、経営も怪盗もどんなことも天才的にこなしてしまう完璧超人、南ことり…」

ことり「はーい♪ 南ことりでぇーす☆ 趣味はぁ〜可愛い女の子を観察することでぇ〜、特技はぁ〜…」

絵里「時間がないから次に行くわね」

ことり「ちょっとぉー! 絵里ちゃーん!?」プンプン

11 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:50:27.27 ID:KX6FUi0m

絵里「…次に、現役女子高生怪盗として名を馳せているこの私、南絵里」

ことり「はいはーい! 絵里ちゃんはね〜本当に大人気の怪盗なんだよぉ〜? 毎日ポストにラブレターは当たり前…♪ 月に数回はプレゼントが家に届くし…TV出演だってもう常連なんだからぁ♪ それにそれにぃ〜…」

絵里「これも長くなりそうだから、次に行くわよ」

ことり「もぉー! もっと喋らせてよ絵里ちゃーんっ!!」プリプリ

 

絵里「最後に…私の妹、まだまだ新米で動きもトロければ3回に1回は失敗してしまうようなひよっこ怪盗の、南雪穂」

雪穂「あーっ! 私の紹介台詞取った上に、悪口言ってるー!! 絵里お姉ちゃーん!?」

絵里「遅いのが悪いのよ」

雪穂「そんなぁ…! ことりお姉ちゃぁ〜ん!!」

ことり「よしよ〜し、絵里ちゃんは怖かったよねぇ〜…♡」ナデナデ

12 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:51:00.54 ID:KX6FUi0m

絵里「…全く、どうしようもなく出来の悪い妹だけど…自慢の妹でもあるの。まだ中学生ということもあるし、これからの活躍に期待…してもいいかもしれないわね」

絵里「…? そうね、肝心なことを忘れていたわ」

絵里「私達の国では、必要なスキルさえ備わっていれば誰でも怪盗になることができるの。それこそ、私のような女子高生だってね」

絵里「勿論、その必要なスキルはおいそれと習得できる代物ではないわ。だからこそ、私達怪盗…μ’sが重宝されるの」

絵里「…今日も変わらず怪盗の依頼は舞い込んできているわ。どんなお宝でも、私達の手で必ず怪盗してみせる」

絵里「…」

絵里「ふぁ、ファイト…よ///」

……。

 

13 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:51:29.31 ID:KX6FUi0m

絵里「…」

雪穂「…」チラ

絵里「…なに?」

雪穂「あ、い、いや…。ことりお姉ちゃん遅いね」アセアセ

絵里「全くね…。何を手間取ってるのかしら」

雪穂「…つ、次の任務ってどんな感じだろうー…?」

絵里「さぁね。でもどんな任務でも変わらないわ。丁寧、且つ、迅速に任務をこなすだけよ」

雪穂「うん…」

絵里「…」

14 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:51:57.76 ID:KX6FUi0m

 

雪穂(二人きりだと話続かないし…そもそも何話して良いか全く分からないよぉ…)

雪穂(好きな食べ物の話…とか振っても、どうせ「特にないわ」とか返されそうだしなぁ…)

雪穂(それどころか「その話、今必要ある?」とか睨まれそうだよ…)

雪穂(うぅ…やっぱり絵里お姉ちゃん怖いよぉ…)

絵里「…?」

  

15 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:52:24.90 ID:KX6FUi0m

 

ガチャ

ことり「ごめんごめん〜お待たせぇ〜☆」

雪穂「ことりお姉ちゃん〜! 待ってたよぉ〜!!」ダキ

ことり「え、えぇ〜? どうしたの雪穂ちゃん、急に抱きついてきてぇ〜…♡」ハァハァ

絵里「ことり姉さん遅いわよ。何かあったの?」

ことり「あ、うん、ちょっとね〜。次の任務の資料をまとめるのに時間掛かって…」

絵里「そんなに…?」

ことり「雪穂ちゃん、抱きついてくれるのは気持ちい…じゃなかった、嬉しいけどぉ、ちょっとお仕事するから離れてね?」

雪穂「あ、う、うん」

16 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:52:53.31 ID:KX6FUi0m

 

ガサ

雪穂「うわぁ…凄い量」

絵里「これだけ入念な下準備が必要ということは、相当な大物ね」

ことり「集めるのに苦労したんだよぉ」

絵里「ターゲットは…」パラ

  

絵里「――っ!?」

   

17 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:53:20.61 ID:KX6FUi0m

雪穂「えっと…何々…。西木野財閥…?」

絵里「西木野…」

ことり「…♪」

絵里「…本気?」

ことり「うん、本気だよ♪」

絵里「…」

雪穂「え? え? この西木野財閥って…そんなに凄いの…?」

絵里「凄いなんてもんじゃない。西木野財閥の屋敷からお宝を怪盗するのは、Sランク怪盗でも困難を極めるという話よ」

雪穂「ふぇ!? え、Sランク怪盗って、つまり…」チラ

ことり「ふふ」

18 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:53:50.05 ID:KX6FUi0m

雪穂「ことりお姉ちゃんでも難しいってことだよね…!?」

ことり「うーん…実は以前、一度だけ西木野財閥の館に忍び込んだことがあるんだけどねぇ…」

雪穂「え…ど、どうだったの…?」

ことり「うふふ…♪ しっぽ巻いて逃げ出しちゃった☆」

雪穂「失敗じゃん! 噂っていうか体験談じゃん!!」

絵里「むしろよく逃げ出せたというべきよ。Sランクであることり姉さんだからこそ助かった。…普通なら警察の独房行きか、もしくは…」

雪穂「もしくは…?」

絵里「この世に帰って来れなくなるらしい」

雪穂「え!? そ、それって…死…!?」

19 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:54:20.29 ID:KX6FUi0m

ことり「その辺の真相は分からないけどねぇ〜。でも、西木野財閥の屋敷に潜入した怪盗が帰ってこなかったという事例が何件かあるのは事実なの」

絵里「殺されたのか、はたまた、何かの理由で屋敷の中に幽閉されているのか…。全てが謎に包まれているの」

雪穂「そ、そんなところへ怪盗しに行こうっていうの…!?」

ことり「うん♪」

雪穂「うん♪ ってちょっと軽くない!? ねぇ軽くない!?」

ことり「だってお客様の依頼だしぃ〜」

絵里「お客…? 私が依頼の履歴を見たときにはそんな案件…」

ことり「…匿名希望の割り込み客でねぇ、ついこの間依頼を受けたんだぁ」

雪穂「匿名希望…?」

20 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:54:48.94 ID:KX6FUi0m

絵里「ことり姉さん、それってつまり…滑り込みの客の依頼を他案件より先に回したということ?」

ことり「あーえっとぉ…」

絵里「どんな依頼でも順序は守らなくちゃダメよ。特例は認められない。信用問題に関わるから」

雪穂「わ…厳しい…」

絵里「厳しい…?」ジロ

雪穂「ひっ…」ビク

21 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:55:16.85 ID:KX6FUi0m

絵里「これは仕事として基本中の基本よ。お客様の依頼は絶対だし、選り好みもしない。お友達感覚で受けてこなすのとは違うのよ。これで厳しいなんて言っていたら今後怪盗なんてつとまらないわよ? いい?」

雪穂「は、はぁい…」

絵里「で、模範とならなければいけないことり姉さんがどうしてそのルールを破るのかしら?」チラ

 

  

ことり「…”Angelic Angel”」

絵里「!?」

   

22 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:55:47.21 ID:KX6FUi0m

雪穂「へ…? エンジェリックエンジェル…? なに…?」

ことり「今回の依頼主から怪盗を頼まれているお宝の名前…。それが”Angelic Angel”」

絵里「…」

ことり「まさかこのお宝を西木野財閥が手にしているなんて思わなかったよ〜」

絵里「…こ、ことり姉さん…」

ことり「――ねぇ、絵里ちゃん?」

 

ことり「怪盗したいよねぇ――…?」

  

23 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:56:15.97 ID:KX6FUi0m

 

絵里「…っ」

雪穂「絵里…お姉ちゃん…?」

  

ことり「ふふっ、このお宝はね…凄い貴重なお宝なんだぁ〜。だから、西木野財閥の屋敷からなんとしてでも怪盗しないといけないんだよ」

雪穂「そうなの…?」

ことり「ね、絵里ちゃん?」

絵里「…ええ、そうね…」

雪穂「…?」

ことり「くすくす♪」

24 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:56:46.70 ID:KX6FUi0m

絵里「…でも、現実問題としてどうやって怪盗するの? 相手は西木野財閥なのよ?」

ことり「だからこうやって時間掛けて下準備してるんだよ♪」

雪穂「で、でも、ことりお姉ちゃんでも逃げてくるような屋敷って…」

ことり「その時は割に合わなかったから、ね」

雪穂「割に合わなかった…?」

ことり「うん。労力に見合わない…って感じかなぁ?」

雪穂「そう、なの…?」

ことり「でも、今回はそうじゃない。全力を賭してでも怪盗しなければいけないお宝がある」

絵里「…」

25 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:57:17.84 ID:KX6FUi0m

ことり「それに今回は私一人じゃない…。絵里ちゃんもいるし、雪穂ちゃんもいる♪」

雪穂「私!?」

絵里「雪穂…?」

ことり「私たち三姉妹の力にかかれば、西木野財閥だって余裕のよっちゃんだよぉ♪」

雪穂「ど、どうかなぁ…? 私はまだ新米だし…力になるかな…」アハハ

ことり「大丈夫だよ♪ この間のエキシビジョンマッチだって頑張っていたし、特訓も頑張ってるし…ね?」

絵里「…っ」

スタスタ…

雪穂「あ、絵里お姉ちゃん!」

26 :名無しで叶える物語:2018/12/31(月) 23:58:06.16 ID:KX6FUi0m

ことり「もぅーまだ話が途中なのに〜、絵里ちゃんったら相変わらずなんだからぁ」

雪穂「…」

ことり「…でも久しぶりに絵里ちゃんの冷徹な目、ゾクゾクしたぁ〜…♡」

雪穂「…ことりお姉ちゃん、本当に大丈夫なの…?」

ことり「次の任務のこと? 大丈夫大丈夫〜♪ ことりお姉ちゃんに任せて♪」

雪穂「…それも、だけど」

ことり「どうしたの?」

雪穂「その…」チラ

ことり「…ふふ、追ってみたら?」

雪穂「ん…」

……。

 

27 :名無しで叶える物語:2019/01/01(火) 00:01:48.49 ID:pG3NDWwD

ちょっと長いこと間空いちゃってるし、あんまり見てる人いないかもですが一応まだ書いてるので投下します
でも書ききれてないので今日はここまで…

28 :名無しで叶える物語:2019/01/01(火) 00:10:07.61 ID:BSdt+xg5

前作読んでたよ
面白かったので今回も期待

29 :名無しで叶える物語:2019/01/01(火) 00:36:59.25 ID:Eq3NI0y9

続き待ってたけどこんな日に人少なくても仕方なかろうて

30 :名無しで叶える物語:2019/01/01(火) 00:42:29.70 ID:JYQy3YpV

続き来てたのか
更新楽しみに待ってます

31 :名無しで叶える物語:2019/01/01(火) 00:59:06.28 ID:tG+sVBOY

だいぶクーデレ感の強いえりち、正直好き

32 :名無しで叶える物語:2019/01/01(火) 15:54:40.12 ID:sWQ//YVA

33 :名無しで叶える物語:2019/01/02(水) 08:43:49.85 ID:rR3MQsPk

34 :名無しで叶える物語:2019/01/02(水) 09:15:06.47 ID:TX+NfSnU

全部読んでるで
面白いから期待

35 :名無しで叶える物語:2019/01/02(水) 12:22:17.13 ID:5DBaQnZl

読んでるぞ
前作好きだから頑張ってほしい

36 :名無しで叶える物語:2019/01/03(木) 01:20:08.58 ID:ujQq/sXg

読んでもらえてとても感謝ですが、ちょっと今日も続きをアップできそうにないです、申し訳ない…
できたら明日少し…

37 :名無しで叶える物語:2019/01/03(木) 02:07:19.70 ID:5pqVWMCb

待ってるから続きよろしく

40 :名無しで叶える物語:2019/01/04(金) 00:25:05.50 ID:RY16j9XU

 

絵里(しかし…仕事である以上、私怨を挟む訳には…!)

絵里(だけど――…っ!)

  

ことり『怪盗したいよねぇ――…?』

   

絵里「当たり前よ…ッ!」ドン!

雪穂「ひっ!?」

    

39 :名無しで叶える物語:2019/01/04(金) 00:24:37.59 ID:RY16j9XU

 

カツカツ…

絵里「…っ」

絵里(まさか、西木野財閥の館にAngelic Angelが眠っているなんて…! 今まで、そんな情報は一切出回っていなかった…)

絵里(く…っ! 依頼主は誰…? 匿名と言っていたけれど…)

絵里(あのお宝の存在を知っている人間は少ない筈…! 一体何が狙いなの…!?)

絵里(…)

絵里(Angelic Angelは…私がなんとしてでもこの手で…)グ…

  

38 :名無しで叶える物語:2019/01/03(木) 08:34:20.19 ID:3YqfkMpq

続き楽しみ

41 :名無しで叶える物語:2019/01/04(金) 00:25:33.86 ID:RY16j9XU

絵里「ぁ…ゆ、雪穂」

雪穂「あ、そ、その…」オロオロ

絵里「何か用…?」

雪穂「用って訳じゃないけど…。えっと…心配で…」

絵里「っ…」

雪穂「大丈夫、絵里お姉ちゃん…?」

絵里「少し、取り乱したわ…。もう大丈夫よ」

雪穂「本当に…?」

絵里「ええ。だから雪穂が心配する必要ないわ」

雪穂「…”Angelic Angel”」

絵里「っ」

 

42 :名無しで叶える物語:2019/01/04(金) 00:26:02.18 ID:RY16j9XU

雪穂「Angelic Angelって、何…? お姉ちゃんにとって、そんなに大切なお宝なの…?」

絵里「雪穂には関係ないわ」

雪穂「関係無いって…わ、私だってμ’sの一員なんだよ…?」

絵里「それは…」

雪穂「これから怪盗するお宝のことなら…私にだって知る権利があるよ!」

絵里「…っ」

雪穂「それに絵里お姉ちゃん、いつも言ってたじゃん。怪盗するなら常に情報は頭に叩き込んでおけって…!」

絵里「そうね…」

雪穂「だったら私にも教えてよ…! Angelic Angelのこと…!」

絵里「…」

 

43 :名無しで叶える物語:2019/01/04(金) 00:26:29.47 ID:RY16j9XU

 

絵里「”Angelic Angel”は…私たちのお祖母様の家宝よ」

  

雪穂「お祖母様…?」

絵里「雪穂は覚えてないかしら? ロシアにいるお祖母様のこと。小さい頃はよくことり姉さんと雪穂と私の三人で遊びに行っていたのだけれど…」

雪穂「私は…あんまり覚えてないかも…」

絵里「そう…。まぁ、雪穂は小さかったから仕方がないかもね」

雪穂「うん…」

絵里「お祖母様の家にはね、古くから伝わるお宝があったの…」

絵里「何代も継がれてきた由緒正しい代物で、私はお祖母様からそのお宝の言い伝えをよく聞かせて貰っていたわ」

雪穂「言い伝え…?」

44 :名無しで叶える物語:2019/01/04(金) 00:26:57.02 ID:RY16j9XU

 

絵里「…その昔、この地に災害や疫病が流行っていたとされる時代に、奇跡を起こすために舞い降りた天使がいたらしいの」

雪穂「天使…」

絵里「天使は自身が持っていた不思議な力を使い、人々の病を治し、その地に平穏をもたらした…」

絵里「そして人々に感謝されながら、天使は空に帰って行ったというわ」

絵里「その際に、天使は一枚の”羽根”を地上に残していったの」

絵里「不思議と淡く光りを放つ白い羽根…。それこそがお祖母様の家に伝わるお宝――…」

  

雪穂「…”Angelic Angel”」

   

45 :名無しで叶える物語:2019/01/04(金) 00:27:45.20 ID:RY16j9XU

絵里「そうよ…。私も直に見せて貰うことがあったから覚えているわ。あの不思議な光は一度見たら忘れられない…」

雪穂「…」

絵里「Angelic Angelには、天使が持つ奇跡の力が宿ると信じられていたらしいわ」

雪穂「奇跡の力って…人々の病を治したっていう…?」

絵里「それよりももっと凄い力よ」

雪穂「もっと…?」

絵里「それは…どんな願いでも叶えてくれるという奇跡…」

雪穂「どんな願いでも…!? 何それ…本当に奇跡じゃん…!」

絵里「それが本当ならね」

雪穂「へ?」

46 :名無しで叶える物語:2019/01/04(金) 00:28:15.21 ID:RY16j9XU

絵里「お祖母様に見せて貰ったときに私も願ってみたけれど…そんな奇跡は一つも起きなかったわ」

雪穂「な、なんだぁ…」

絵里「お祖母様には信じれば必ず叶うと言われたけれど…まぁ、精神論よね、そんなもの」

雪穂「夢が無いなぁ…」

絵里「昔の人はそんな儚い夢を信じたんでしょうね。その羽根…Angelic Angelを天使の代わりとして崇め祀り、その羽根を手にしたお祖母様の先祖が代々受け継ぎ、今まで守ってきたの」

雪穂「へぇ…」

絵里「…」

雪穂「…あれ? そんなお祖母様のお宝がなんで依頼で…?」

 

絵里「――ある時、Angelic Angelは誰かに盗まれてしまったの」

  

47 :名無しで叶える物語:2019/01/04(金) 00:28:52.58 ID:RY16j9XU

雪穂「盗まれた…!? そ、それは…怪盗ってこと…!?」

絵里「…分からないわ」

雪穂「分からないって…怪盗だったら、予告状も出すし…誰かが依頼するから…」

絵里「その通りよ。原則的に、怪盗は事前に予告状を出すのがルール。怪盗する相手側にも、警察にもね」

雪穂「だよね…」

絵里「盗まれた後、どこの怪盗会社に問い合わせても、警察に確認しても…お祖母様の家に予告状を出したという事実は確認できなかった…」

雪穂「そ、それじゃあつまり…」

絵里「正当なルールに基づいて行われない怪盗はただの盗み…。醜く汚い、悪しき塊…」ギリ

雪穂「っ…」ビク

 

48 :名無しで叶える物語:2019/01/04(金) 00:29:21.83 ID:RY16j9XU

絵里「…Angelic Angelは、お祖母様にとっての大切なお宝だったの。お祖母様はいつだって嬉しそうに私にその言い伝えを話してくれたわ」

絵里「…でもAngelic Angelは奪われ、お祖母様からも笑顔が失われてしまった」

絵里「いつもあんなに優しく微笑みかけてくれていたお祖母様だったのに、今はただ虚空を見つめるだけ…」

絵里「…っ」

雪穂「絵里お姉ちゃん・・・」

絵里「…だから私は、どこにいる誰かも分からないヤツの手からAngelic Angelを取り戻すために怪盗になったの…!」

雪穂「え…」

 

49 :名無しで叶える物語:2019/01/04(金) 00:30:03.92 ID:RY16j9XU

絵里「同じ怪盗になれば、何れ…手がかりが掴めるんじゃないかと思ったの」

絵里「西木野財閥…そんなところにお祖母様のお宝が眠っていたとはね…」

絵里「まさか、μ’sに仕事として以来が来るとは…夢にも思っていなかったわ」

雪穂「それって、お姉ちゃん以外にもAngelic Angelを狙っている人がいるってこと…?」

絵里「そんなバカなことがあるわけないわ…ッ!」ドン

雪穂「っ!」ビク

絵里「ぁ…」

雪穂「…」ドキドキ

 

50 :名無しで叶える物語:2019/01/04(金) 00:30:33.06 ID:RY16j9XU

 

絵里「…っ」

絵里「…私はなんとしてでも、Angelic Angelを怪盗しなければいけないの…!」

雪穂「で、でも…仕事として怪盗するってことは…」

絵里「分かっているわ…。私の物になる訳じゃない。そんなことは百も承知よ」

絵里「それでも私は…この手で――…っ」

雪穂「…」

絵里「…だから今回の任務…失敗は許されないわ…」

絵里「必ず、西園寺財閥から怪盗してみせる…!」キッ

カツカツ…

雪穂「ぁ…」

  

51 :名無しで叶える物語:2019/01/04(金) 00:31:02.69 ID:RY16j9XU

 

雪穂「…」

雪穂「…」ハァ

雪穂「あんな風に怒ってる絵里お姉ちゃん、初めてみた…」

  

   

ことり「――くす♪」

……。

       

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